つみたてNISAをやってはいけない理由

今回はつみたてNISAのデメリットややってはいけない理由についてです。
最近「職場つみたてNISA」なんて言う言葉も聞かれ、会社を通して投資をさせようと躍起になっているご様子です。
つみたてNISAが必ず儲かるならいいのですが、そんなわけはありません。

 

 

1、つみたてNISAは儲けが非課税になるだけ。
つみたてNISAは儲けが非課税になるだけです。つまり儲けが出なければ意味がないわけです。損失が減るわけでもなく、儲かる確率が上がるわけでもなく、国や銀行が儲けを保証してくれるわけではありません。
しかも、元本の保証もありません。大切なお金が減ってしまうこともあります。
定期預金にすれば儲けは多くはありませんが、元本は保証されますし、儲けも必ずあります。

 

2、銀行や証券会社は必ず儲かる。
銀行や証券会社は手数料で儲けを出します。つまり、株が上がろうが下がろうがほとんど関係ないわけです。
顧客が損をしようがどうでもいいので、とにかく投資信託を買ってもらえば儲かるわけです。
営業熱心な理由はそこにあります。

 

 

3、「分散して長期投資すれば儲かる」は嘘。
つみたてNISAを進めてくる人はやたらと分散・長期投資すれば大丈夫と言ってきます。
購入タイミングを分散し、株を分散して購入し、長期保有すればリスクが少なく、儲かりやすいよなんて言ってきます。
過去のデータを持ち出して、分散したときにどれくらい儲かるかとか、長期保有したときに損する確率はほとんどないと説得するのがお決まりのパターンです。
しかし、これは今までたまたま世界経済が成長し続けてきたから儲かっているだけです。
景気のいいときに株で成功した話をされているわけです。これからも景気がいいかどうかなんてわかりません。
リーマンショックブラックマンデーなどの歴史的不景気の時期があっても儲かるなんて言う話もされるでしょう。
しかし、これらは長期的な世界経済から考えると不景気のうちに入りません。
こういった不景気はすぐに回復しています。
これまでの人類は不況を体験したことなどないのです。

しかし、これからは違います。世界的にもっと深刻で長期的な不況になる可能性があります。
そのときに、回復できる体力が残っている保証はどこにもありません。
今後は先進国は軒並み少子化になっていき、新興国筆頭の中国ですら人口は減っていきます。
また、地球の資源には限りがあり、減っていくにつれ世界は不景気になっていくでしょう。
環境問題もあります。気候がどんどん変化していることは皆さんもご存知でしょう。
これらの問題は現在まで目をそらし続けてきていますが、これからも目をそらし続けることができるかはわかりません。
もし長期の不景気が続いたときに頼りになるのは預金です。
もちろん、景気が良ければ株もいいでしょう。儲かると思います。
しかし、本当にお金が必要な不景気なときに株は値下がりします。
自分の生活を守るために、元本保証の預金でしっかりと貯蓄しましょう。

 

以上がつみたてNISAをやってはいけない理由です。
そもそも、株で高確率で儲かるなんて言う話を信用する人間はどうかしていると思います。
営業の口車に乗らず、自分のお金をしっかり守りましょう。
私はつみたてNISA口座をSBI証券で開いて、野村つみたて外国株投信を年間40万買います。

ダウはバブルか?割高か?

今回は株価がバブルなのか?株価は割高なのか?についてです。

様々なブログで割高だ割高だといわれ続けていますが、株価はなお上がり続けています。

割高かどうかは私には判断できませんが、自分のわかる範囲で考えてみたいと思います。

割高かどうかを判定する有名な指標の分析はいろんなブログでされていますし、彼らも理解して分析しているのかは疑問です。

読者がちゃんと理解できているかという問題もあります。

そもそも過去に作られた指標なので、現在の経済にあてはめれるかはわかりません。

なので、今回は経済学の知識の全くない理系がたった一つのグラフから今後の予想をしてみます。

 

 

今回使うグラフはこちら。

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1980年からのダウです。

今回はこのグラフを経済の知識を全く無視して、グラフから読み取れるもののみで将来の数値を推測します。

このグラフを読み取る前に、前提を二つ考えます。

1、この数値はなんらかの法則のもと変動している。

2、ランダムな変動を含んでいる。

この前提のもとグラフを見てみると、指数関数っぽい動きをしています。

そこで、指数近似をしてみます。

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大まかにはあっていますね。

今は近似式を下回っているので割安かもしれません。

しかし、1945~2006年は近似式を上回っていて、その後は下回っています。

その範囲だけで近似すると、よりフィットした近似曲線を描けそうです。

恣意的に範囲を決めてしまうと実態とそぐわない可能性があるので区切りのいい数値で機械的に区切って近似をしなおしてみます。

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黒い線がダウ、青い線が1980年から現在までのデータの近似曲線、赤が1990年から、緑が2000年から、紫が2010年からの近似曲線です。

青より赤や紫のほうがフィットしているように見えます。

R^2が一番1に近いのは紫です。一番フィットしている紫を使って予測するのはいいかもしれません。

しかし、紫はデータ数が少ないので実態を表していない可能性もあります。

紫以外の近似曲線は2007年でクロスしていて、そこを起点に角度が変わっているように見えます。

紫の近似曲線のみ異質なので、排除した場合も考えます。

紫を排除した場合に、興味深いのは近似曲線が年を経るごとに下がっている点です。

将来の株価は緑の近似曲線を下回ることが予想されます。

 

次にこのグラフを2030年まで伸ばしてみましょう。

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紫を使って推測した場合
一番フィットした紫の近似曲線から推測すると、2020年のダウは30000ドルになり、2030年には75000ドルを超えます。
ただし、年によって赤や緑のように成長が停滞する可能性もありますし、青のように成長が加速することもあります。
それを含めると2030年のダウは60000~80000ドルだと推測されます。
また、現在のダウは割高ではありません。

紫を排除して考えた場合

近い未来では緑の近似曲線と似た動きをすると推測されるため、2020年に22000~23000ドル程度となります。つまり、現在の株価が停滞するのではないでしょうか?

また、長期的には緑の近似曲線よりも悪くなると推測されるため、2030年は30000ドル程度になります。

現在が割高かどうかというと割高という結論になります。

 

紫を排除するべきかどうか?

紫を排除するべきかどうかは現実と照らし合わせて考えるといいと思います。
時間がたつにつれ継続的に人類の成長速度が落ちると思うなら紫を排除すべきです。
私の意見としては、今までの経済の中で人類の成長速度が落ちる要因はなかったと考えます。将来は少子化や環境問題によって停滞するかもしれませんが、今まではなかったと思います。
私は紫を排除する根拠は薄いと考え、現在は割高ではないという結論を出します。

運用成績について

最近の株価は超堅調です。

 

衆議院選挙でも自民党圧勝の予想がされており、日経平均堅調。

ダウも毎日上がり、CFD価格が乖離し始めるくらい過熱しています。

今回は資産をざっくり計算しなおしてみました。

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貯金は生活費や生活防衛費、新生活開始資金を含んでいます。

なので余裕資金のみで計算しなおすべきだと思いますが面倒なのでやっていません。

投資方針が変わるわけでもないですし、しばらくはリバランスもする気が無いからです。

来年度働き始めて、積立投資が安定してきて、ボーナスが出るようになったらリバランスするかもしれません。

 

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海外ETF投資信託、CDFの成績です。

どれも怖いくらい堅調です。

特にCFDダウは10万以上の利益になっています。

信託報酬かからないし、レバレッジかけれるしこのままでもいいかなという感じです。

レバレッジは1.5倍です。

株価が堅調ですと無駄に強気になってリスクを取りすぎるなんて話がありますが、今の自分がまさにそうなのかもしれません。

現在の方針は保有しているものはすべて放置です。

NISA枠が残り45万あるので月2回野村つみたてとスリム新興国を買う予定です。

証券口座を開設した当初は浮足立ってFXとか個別株とか金とかを買っていました。

今でも浮足立っているとは思いますが、少しはましになってきました。

最初に浮足立つのは仕方ないことだと割り切って少しずつ落ち着いた投資を目指したいと思います。

無料で投資信託を買った結果

今回は楽天ポイントを利用し、無料で投資信託を買い、運用した結果についてです。
といってもここ二カ月くらいの話です。
楽天ポイント投資信託を買えるようになったので、無料でもらえる楽天ポイント投資信託を買ってみました。

 

1、楽天カード利用開始のポイント
楽天カードを申し込むと5000~8000ポイントもらえます。
ただし、投資信託を買えるポイントは2000ポイントだけで、残りのポイントは投資信託を買えない期間限定ポイントです。
ここでまず2000円分の投資信託を買いました。
2、楽天チェック
楽天チェックはお店に行くだけでポイントがもらえるサービスです。
しかも、もらえるポイントは期間限定ポイントじゃないので投資信託を買えます。
ローソンに一日3回行き、3~10ポイントくらいもらえます。
家から駅までに2店舗あるので大した手間もなくポイントを得ています。
3、楽天検索
検索するだけで1日5ポイントもらえるサービスです。
これも期間限定ポイントではありません。
4、期間限定ポイントを利用するともらえる楽天ポイント
期間限定ポイントをサークルKとかマクドナルドとかドラッグストアとかでポイント払いをしてもポイントがもらえます。
キャンペーンはたくさんやってますので、結構期間限定ポイントがたまります。
サークルKはもう使えなくなってしまったので、コンビニで利用したい場合は楽天ペイをローソンで使うなどするとよいでしょう。

 

そんなこんなで、2704円分の投資信託を買いました。
現在は50円くらい運用した利益が出ています。
購入には最低100ポイント必要ですので、一日10ポイントとすると月3回買えるわけです。
少しでも買うと値動きが気になったり、ニュースが気になったりします。
株は怖いけど興味はあるとか、時間を持て余して暇だとかいう人はやってみてはいかがでしょうか?

非リスク資産まとめ

私が知っている元本割れしない資産運用についてです。
私は投資信託によって5%くらいの利益を目指しているわけですが、非リスクだと何%なんでしょうか?

 

1、メガバンク普通預金 0.001%
ほとんどの人がしている貯金です。
利率はほとんどゼロです。

2、楽天銀行 普通預金 0.1%
普通預金としては驚異的な数字です。
楽天証券の口座も必要ですが、開くだけなので全く問題ありません。
これが最低限です。

3、定期預金 0.3%
マイナーな銀行の定期預金だと0.3%くらいみたいです。
講座開くのが面倒ですが非リスクにこだわる人はやってもいいかもしれません。

 

4、個人向け国債 0.4%
個人向け国債は購入するとキャッシュバックがもらえます。
みずほ証券大和証券で10年国債を購入し、一年後に解約、購入を繰り返します。
非リスク資産としては最大効率です。

5、生命保険控除 1~2%
明治安田生命 じぶんの積立を月5000円購入し、一般生命保険控除を使います。
10年間の年利が年収300万だと1.3%、年収500万だと1.8%で運用できます。
限られた額ですが、非リスクとしてはすごい利率です。
個人年金保険控除をJA共済ライフロード年払い57000で使用することでさらに控除することができます。
生命保険控除枠が余っている人はやってもいいかと思います。

非リスク資産もちょっとした手間で利率が上がります。
私は現在は大半をリスク資産で運用予定ですが年を取っていくとリスクを下げなければなりません。
低リスクの債券や今回のような非リスク資産を活用したいと思います。

投資信託初心者の迷走

投資信託初心者の方は様々なところで情報を仕入れ、それに従って投資方針を決めると思います。
しかし、時間がたつにつれて情報が増えていき、最初にたてた計画とはかなり違った結論に至ることもあると思います。
私も色々迷走しながら現在の投資方針やアセットアロケーションを決めています。
今回は初心者のアセットアロケーションの迷走の軌跡を見ていきたいと思います。

 

1、イデコセミナーでの投資との出会い。
まず、私が資産運用をしようと思ったのは、りそな銀行のイデコセミナーに付き合いで言ったことがきっかけです。
そこでは、長期投資の有用性や資産を分散することの重要性を知りました。
そこで、資産運用をしてみようと思い立ったわけです。
その時紹介されていたアセットアロケーション日本株、先進国株、日本債券、先進国債券の4均等です。
初心者にわかりやすい資産分配で、バランス投信を買うだけというわかりやすさからそれを紹介したんだと思います。
リスク11.73%リターン3.58%と初心者向けのアセットアロケーションかもしれません。

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2、日本株不要論
4均等のアセットアロケーションを起点にいろいろとどんなアセットアロケーションが良いかを調べまくりました。
調べている中で、ふと疑問に思いました。
低成長の日本の比率が高すぎないか?
先進国株の投資信託時価総額比で国を決めているので、日本株時価総額比で決めるべきではないのか?(先進国:日本=8:1くらい)
そこで、日本株のないアセットアロケーションを探してみたりしていました。
いろんなアセットアロケーションを見ましたが結論は出ませんでした。
また、ここで疑問が出ます。
日本の比率を下げると外貨が多くなり、為替リスクが高くなるからやめといたほうがいいんじゃないか?
これについては調べてみたところ、「超長期であれば安いときも高いときも一定に買い続けるため、為替の変動幅は無視できる。」という考えに納得がいきました。
結局、低成長の日本を買う必要はないとの結論に至りました。
日本株の代わりに先進国株と新興国株を買おうと考えました。

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3、先進国債券不要論
先進国債券はリターンより為替リスクのほうが大きいため、買うのは無駄にリスクだけを上げる。という話があり、フーンと思いました。
日本株を買わないという選択をしたため、為替リスクを軽減させるためにも債券は日本債券を多くしたほうがいいという結論に至りました。

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4、債券不要論
債券は株が暴落したときに株を買い足せる資金となります。リバランスをすることで投資効率が良くなり、低リスクで高リターンを得られるようになります。
しかし、日本債券は株と同様に割高といわれています。
また、低金利なので価値が低いはずです。
低価値で割高な債権を買う必要があるのか疑問を持ちました。
さらに、私の投資予定期間は30年から40年です。
つまり、リスクが高くても超長期なのであまり気にしなくてもいいはずです。
むしろ債券を組み入れることでリターンが悪くなるだけのような気がします。
そこで、債券を組み入れないアセットアロケーションを組みました。

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5、アメリカ最強論
いろんな組み合わせの経済成長を見てみました。
突っ込みどころ満載なのはご愛敬。
まず、全世界の株価は上がっています。

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日本は微妙です。
最近は上がっていますが、日銀が株を買いまくった結果と考えると素直に喜べません。

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中国も微妙です。不穏な形のグラフです。

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アメリカ以外の先進国です。
微妙です。

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アメリカ以外の全世界です。
これも微妙。

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最後にアメリカです。
最強です。

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このグラフを見るに要はアメリカってことです。
日本株不要論でアメリカを除外するならヨーロッパも当然除外対象です。
つまり、日本株を買わないくせに先進国株投資信託でヨーロッパに投資するのは矛盾しています。
日本株が不要と考えるなら、アメリカ株投資信託を買うのが正解となります。
しかし、今後もアメリカが成長を続けれるとは限りません。
そもそも分散しないのは前提となっている戦略の否定です。
考えたり調べたりすればするほど分散範囲が狭くなっていっています。

 

6、現在の結論、世界に分散投資
未来はどうなるのかわからないのでしっかり分散することにしました。
つまり、全世界に投資できるVTや楽天VT、日本以外に投資できる野村つみたて外国株投信を買うことがベストだと考えました。
コストを考えて野村つみたて外国株投信をメインにしようと思っています。
本当は日本株が入っている奴がいいんですが、日本込みのものは少なく、コストが微妙だったりするので止めました。

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現在の私の方針はコアとして全世界分散、サテライトでアメリカ集中です。
全世界のうち50%はアメリカですのでこのコアサテライトは微妙かもしれません。
これからも変わっていくかもしれませんが基本は全世界分散な気がします。

耳にタコができるほど言われているドルコスト平均法について

今日は耳にタコができるほど言われているドルコスト平均法についてです。

投資信託やつみたてNISAを検索すると大体出てきます。

 

毎月一定額買うことの有効性を説明しています。

あらゆる雑誌やブログが紹介しており、見かけると「またか」とうんざりします。

ドルコスト平均法を説明して初心者に投資をやってもらおうとしています。

しかし、これを説明する意味はあるのでしょうか?

ドルコスト平均法は確かに有効な方法です。

しかし、これ以外の方法で買う人はいるのでしょうか?

投資初心者がつみたてNISAを始めるときは毎月一定額買うことを想定することがほとんどだと思います。

貯蓄の代わりですし、給料から投資資金をねん出する関係上そうなります。

つまりほとんどの人は毎月積み立て(ドルコスト平均法)をせざるを得ないわけです。

そんな状況で説明されてもウンチク以上の価値はありません。

口数買い付けする人はほとんどいないでしょうし、バリュー平均法などのマニアックな投資法を取る人もごくわずかでしょう。

ドルコスト平均法が有効有効と主張し続けますが何と比較して有効なんでしょうか?

口数買い付けというありえない選択肢を比較対象にして、口数買い付けより有利だからやってみようよと誘われても意味不明です。

投資家を増やしたいから煽っているだけのように思えます。

 

投資は必ず儲かるものではありません。

しかし、投資信託やつみたてNISAを始める人は必ず儲かると思ってやっている人が多いような気がします。

私は儲かる可能性が高いと自分で判断して自己責任でやっています。

私も騙されている可能性は十分にあるでしょうw

あくまで、自分の判断で自分のお金を扱いましょう。

それが唯一の正解です。