まだ騙そうとする銀行たち

 

投資信託の多くは手数料をぼったくり、銀行を設けさせるための商品です。
つみたてNISAが始まったこともあり、最近やっとまともな商品が出てきましたが、今もぼったくりは続いています。

今日はぼったくりに関する記事を紹介します。
知っている人はとっくに買ってる「この投信で儲けた」実名全11商品
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53256

面白い記事ですね。
儲けてる人のまねをして自分も設けたくなります。
ここで紹介されている投資信託は以下のものです。

J-stock アクティブ・オープン
DIAM国内株オープン
セゾン資産形成の達人ファンド
ラッセル・インベストメント外国株式ファンド
エマージングソブリン・オープン 資産成長型
高成長インド・中型株式ファンド
三井住友・中小型株ファンド
iTrustロボ
三井住友・配当フォーカスオープン
iTrust日本株
ニッセイ健康応援ファンド

利回り20%越えです。
夢のようです。
まぁ、別にすごくないんですけどね。
なぜなら世界的に空前絶後の好景気だからです。

 

現在は日本をはじめとして世界中が好景気です。
ですので利率が高くて当然です。
運用している人の腕がいいわけではありません。
実際にインデックス指数とこれらの投資信託を比較してみましょう。

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日本株はトピックスとジャスダックを載せました。
トピックスが大型、ジャスダックが中小です。
日本は中小株のファンドがほとんどないので買いにくいですが、成績は良好です。
赤字が上回っているところです。
まず、手数料についてですが、トピックスはまともな投資信託があります。
信託留保金は売却時の手数料で、信託報酬は毎年かかる運用手数料のようなものです。
トピックスの投資信託は購入・売却手数料は当然無料で、運用手数料も0.16%です。
これに対して今回紹介された投資信託はべらぼうに高いです。
例えば購入手数料で3%取られる投資信託を1000万買うと30万とられます。
また、それを一年運用すると1.5%の15万とられるわけです。
手数料で45万ってバカにしてますよね。
J-stock アクティブ・オープンと三井住友・中小型株ファンドはリターンがいいので研津の余地はあるかもしれませんがその他はゴミですね。

同様に外国株もみていきましょう。
それぞれ似たインデックス指数との比較をしています。

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安定して上回っているものはありませんね。
手数料のぼったくりは相変わらずです。
話題にするのも馬鹿馬鹿しいです。

最後に、安定して長期間リターンを出し続けているアメリカ株のインデックスと比較して成績の良いものの表です。

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J-stock アクティブ・オープンと三井住友・中小型株ファンドのみがアメリカ株インデックスを上回ります。
手数料は本当にバカみたいですが、手数料を差し引いても勝っています。
この中から絶対に一本は買わなければならないならこの二つのどちらかを買うと思います。
私は長期的に高いほうがいいのでJ-stock アクティブ・オープンを選びます。

 

日本の中小株はひふみをはじめとして流行のものではあります。
また、日本やヨーロッパは株主に利益を還元するという考えはほとんどないので、こういった国の中小株を買うことは合理的です。
買付手数料は販売会社によって異なるので、SBI証券などのネット証券で購入すれば購入手数料は無料です。
投資の主軸にはなりませんが少しだけ購入してみるのはいいかもしれません。
余裕資金のなかの本当になくなってもいいお金で買うかどうかというところでしょう。

投資の主軸は全世界分散かアメリカ株にしましょう。
世界的に信頼性が高く、安定した運用方法です。
投資信託は野村つみたて外国株投信(全世界分散)か楽天VTI(アメリカ)の二択だと思います。
ここに日本株を付け足すためにJ-stock アクティブ・オープンを全体の1割以下で買うといった使い方になるでしょう。
他はゴミです。