ハースストーン:代用カードについて

 

スタンダードが始まり様々なデッキが考案されている中で皆さんも限りある資産でデッキを作っているかと思います。
今回は初心者向けにカード資産が足りない時の代用カードについて記事にしたいと思います。(この記事はレジェンド2ケタのプレイヤーの方のインタビューをもとにした記事です。)
例えば、パトロンウォリアーを作りたいけどグロマッシュが無いとかアグロシャーマンを作りたいけどドゥームハンマーが無いといった時どうすべきか考えましょうという話です。
いくつか注意点を挙げながら自力解決する方法の一つを紹介します。

注意点1:良く紹介されるデッキレシピに不要なカードは一枚も入っていない。
紹介されているデッキレシピの多くはプロプレイヤーやレジェンドの常連の方々が作成したデッキです。ですので、熟練のプレイヤーが調節を重ねて完成したものです。
今のような環境初期ではデッキレシピは推敲され切っていないことも多いですが初心者が自分の手で改変すると劣化にしかならないことが多いです。
自分で改変するのもカードゲームの醍醐味ですが勝つことが目的の場合は止めた方がいいでしょう。

注意点2:必須カードは意外と多い。
パトロンウォリアーを例に挙げると必須カードはぐったりがぶ飲み亭や旋風剣等はすぐ思いつきますが、グロマッシュなどは強いとは思うけど必須ではないんじゃないかと思ってしまう場合があります。
デッキコンセプトを正しく理解しないとどれが必須カードかわからなくなってしまいます。
ですので、現環境での自分の作りたいデッキがどういう戦略を取るデッキでそのためにはどのカードが必要なのかを知らないとデッキの改変はできません。
自分の思い込みでデッキを改変するとそのデッキの強みをすべて捨ててしまう可能性もあります。

注意点3:闇雲に似たカードで代用しない。
似たカードで代用する場合、必ず劣化になります。似たカードが存在する場合はそのデッキを考案した人も当然試しています。その結果、デッキレシピにあるカードが採用されています。ですので、闇雲に似たカードを入れるだけでは著しくデッキパワーが落ちるだけになってしまいます。また、ミラーマッチになったときに完全にコピーしたデッキに対しては試合前から不利な状況になります。初心者がプレイングで勝てるとは思わないので大抵の場合負けてしまうと思います。似たカードでの代用は正攻法の一つではありますが、デッキパワーが落ちていることをしっかりと自覚しておきましょう。
別の方法としては、役割が違うカードを入れることです。大型のフィニッシャーを抜いて中盤のテンポを取りやすくするカードを入れたり、序盤のアグロ対策カードを抜いて終盤に出せるコントロール対策カードを入れたりといった方法です。
こちらもデッキは劣化することが多いですが、どちらの方法がより劣化しないか・環境にあっているかを考えながら代用カードを探すといいかと思います。

注意点4:デッキレシピは一つじゃない。
デッキはいろいろな人が考案しているので一つのデッキタイプに複数のレシピが存在します。一度これらをすべて見てみましょう。レシピを比較することで必須カードと代用可能カードが見えてきますし、カードの役割も想像することが可能です。レシピに解説が付いているとより比較しやすいのでカードを代用する必要があるときはそのデッキタイプについて良く調べることが重要です。デッキによっては資産の無い人向けに書かれたデッキレシピもあるのでそれも調べてみるといいかと思います。代用カードを考える前にしっかりと情報を集めましょう。

以上が注意点と考え方です。
人によって考え方は違うので一概にこれが正解かはわかりませんが初心者の方には参考になるのではないでしょうか。