バイオ博士の就職活動振り返り

 

3年目も終盤で仕事も十分慣れた頃なので、バイオ博士の就活はどうだったのか同期のバイオ博士も含めて振り返ってみようと思う。

 

バイオ博士の就活で就職先で候補となるのは大きく分けて3つです。

バイオ系企業の博士枠、バイオ系企業の院卒枠、文系就職で、難易度は左のほうが高いです。

 

 

バイオ系企業の博士枠は製薬・医療機器・化学などいろいろですが、専門性が異なるとほぼ難しいです。

ESや1次面接は大丈夫ですが、2時面接で専門性を活かせることを示せないと厳しいという印象です。

分子生物学をやっていると結局ここで躓きます。

また、企業は最新の研究テーマを公開していないので、対策も難しいです。

しかし、不可能とは思いません。

残念ながら私は無理でしたが、相手の求めている人材(その会社での目標が面接官のイメージとマッチしている人)であれば受かったような気がします。

また、博士枠はそのほかの就活と時期が異なるのでチャンスが増えます。

博士枠へのチャレンジがES・グループディスカッション・面接の対策になると思います。

 

次はバイオ系企業の院卒枠と文系就職です。

これら二つは同時に行います。

バイオ系は製薬・食品・日用品・シンクタンクなど思いつく限り片っ端から受けました。

文系はIT・CRO・コンサル・電力・陸上自衛隊を受けました。

バイオ系が志望先で文系が滑り止めのような感じです。

特に注意すべき点は待遇だと思っています。

博士は就職時点で学位がとれいていない可能性があります。

入社時点では修士卒で後から論博をとるパターンです。

この場合、修士卒の待遇になることがあります。

入社時点で学位がとれるか確証がない場合は、内定後に、修士卒で後から論博をとった場合どういう待遇になるか確認しておいたほうがいいです。

場合によっては交渉をしておいてください。

ここでの返答は録音・メールで履歴を残す・文書で出してもらうなど証拠の残る形で残しておいてください。

生涯で考えると1000万近く変わることもあるので、しっかり確認してください。

もちろんあくまで内定後の話です。

 

 

バイオ系について

思いつく限り片っ端から受けました。

業界を絞ったほうがESは書きやすいですが、バイオ系は倍率が無駄に高いので数をこなすメリットもあると思います。

博士であることが足かせになるかは正直わかりません。

博士と修士で待遇を分けている会社でも修士枠と同列に扱われることが多い印象です。

私は片っ端から受けて何とかいくつか最終面接に行きました。

専門性は全く違いました。

専門性というよりは社風とあっている会社の面接はスムーズに言った印象です。

博士枠のように明確に専門性が求められている感じはなかったです。

研究に関する質問はありましたが、その経験をもとにどう会社に貢献するか回答できれば問題ないと思います。

 

 

文系について

ITはいくつか受ければ内定もらえるので、極力待遇のいい大手を確保しておきたいです。

大手SIerベンチャーを受けました。

CROもいくつか受ければどれか受かると思います。

ITかCROかは好みで選べばいいと思います。

電力はESを送るとOBから連絡が来るので、大学によっては受けれません。

コンサルは面接が圧迫気味なので面接官を論破しようという心意気で受けるのがいいと思います。