たわら男爵に記事をパクられた件

友人から、ブログの記事パクられてるよと言われたので調べてみました。
教えてもらった記事はこれです。

初心者は「つみたてNISA」と「たわら男爵15種」 - 40代でアーリーリタイアしたおっさんが たわら先進国株でベンツを買うブログ

 

なるほど。
どうやら友人は、楽天証券投資信託の買付時に3%のポイントをもらう方法の記事のことを言ってるんだなと理解しました。

楽天証券で投資信託の買付時に3%のポイントをもらう方法。 - 空論TRIP

では、問題のブログで紹介されている投資信託を見てみましょう。

【たわら男爵15種】
eMAXIS Slim 国内株式インデックス
三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド
たわらノーロード 先進国株式
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
<購入・換金手数料なし>ニッセイ 外国株式インデックスファンド
iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
EXE-i 新興国株式ファンド
iFree NYダウ・インデックス
iFree S&P500インデックス
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))
三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド
EXE-i グローバル中小型株式ファンド
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

日本株以外のインデックスがかぶってるからパクりだと教えてくれたんでしょうか?

 

結局パクリでもなんでもなかった。
わざわざ教えてくれた友人には感謝しますが、別にパクられたわけではありませんでした。
そもそも、楽天証券で購入すると楽天銀行から3%ポイントをもらえることは有名な話です。
購入するインデックスファンドにしても、安いものを選ぶと誰が選んでも似たようなラインナップになります。

 

楽天証券で毎日購入することでもらえるポイント
ブログ内のコメントで勘違いしている方がいらっしゃったので一応書いておくと、楽天銀行からポイントをもらう方法です。
楽天証券で購入することでポイントをもらえているわけではなく、楽天銀行の自動振り込み一件につき3ポイントがもらえているだけです。
なので楽天証券に問い合わせても意味がないわけですね。
しかし、有名ブログにこういったことが紹介されるとやる人が増えて改悪されそうですね。
細々と毎日投資信託を15個買っていますが、もらえなくなると惜しいですね。

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017に投票してみました。

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017

 

投票したのは野村つみたて外国株投信です。

若い人はこれを買って放置するだけでいいと思っているためです。

結果はどうなるでしょうか?

そして私は投信ブロガーとして認められるのでしょうか?

 

 

つみたてNISAのデメリット

つみたてNISA開始に向けて様々な雑誌や新聞、ブログが特集をしています。

その多くがつみたてNISAを勧めていたり、メリットをアピールしたりするものです。

つみたてNISAやらないと損すると煽っているようなものもあります。

しかし当然のことですが株の売買ですので必ずもうかるものではありません。

こういった記事を読んだり投資信託を買ってる人のtwitterを見たりすると必ずもうかるかのような論調です。

前回、買ってはいけない理由を書きましたが、今回はデメリットです。

 

つみたてNISAのデメリットは損をすること

デメリットは損をするからです。

損について説明する前につみたてNISAで得をする人を見てみましょう。

つみたてNISAでリスクゼロで必ず得をするのは金融機関と国です。

証券会社などの金融機関が儲かる理由は前回説明しましたが、今回はもっとも儲かる国の話です。

 

日本では貯蓄する人が多くて税金が取れない

財産を不当に奪うことは憲法で禁じられています。ですので、貯蓄に課税して税金を取ることはできません。

お金を使ってくれれば、消費税をとれるし、利益に対しても法人税を取れ、給料に対して所得税を取れます。

しかし、日本人は貯蓄する人が多いため国は困っています。

そこで何とか貯蓄をやめさせようとしているわけです。

投資信託を買わせれば証券会社が運用手数料を取ります。

運用手数料は企業の利益のため、税金を取れます。

つまり、つみたてNISAを使って投資信託を流行らせれば税金を取れるという魂胆です。

また、つみたてNISAの額は小さいので特定口座でも投資信託を買う人が出てくるでしょう。

そうなれば運用の利益からも税金を取れます。

そして最も重要なことは国はノーリスクなことです。

国民には自己責任でリスクを取らせ、国は安全に税金を取るわけです。

 

国は国民が得しても損しても同じくらい儲かる

株取引は市場のお金を取り合うゲームです。

株の詰め合わせである投資信託も同様で、市場に誰かがお金を追加しているから株価が上がり、儲かることがあるわけです。

つまり、自分が得をしているときはほかのだれかが損をしていて、自分が損しているときは誰かが得をしています。

国民にとって自分が損か得かは重要ですが、国はこのどちらの場合でも税金を取れるので誰が損をしようが知ったことではありません。

また、お金を取り合うゲームでしかないので得を続けるのは難しいです。

株の素人が市場に参入して勝てるでしょうか?

勝てるといいですね。

 

株素人の国民から金を奪う株のプロは誰か?

株という冷酷なマネーゲームでは初心者はカモでしかありません。

では、お金を取り合うゲームに素人が参加して喜ぶプロは誰でしょうか?

お察しの方もいると思いますが、日銀と年金積立金管理運用独立行政法人です。

日銀や年金積立金管理運用独立行政法人アベノミクスで株価を高く見せるために日本の株を買いまくっています。

しかし、買い続けることはできません。

それどころか、いつかは売る必要があります。

その時に株価が下がっていると損をするので困るわけです。

ですので、今から株の素人を大量に参加させて市場のお金を増やし株価を上げてから売ってしまえば日銀や年金積立金管理運用独立行政法人は得をします。

結局、国が得をします。

 

つみたてNISAは結局のところ国が安全に金を集める手段でしかないということです。

そのためにみんな頑張ってつみたてNISAを宣伝しています。

口車に乗らずに預金でしっかり資産を守りましょう。

私はつみたてNISAで野村つみたて外国株投信を年間40万買います。

まだ騙そうとする銀行たち

投資信託の多くは手数料をぼったくり、銀行を設けさせるための商品です。
つみたてNISAが始まったこともあり、最近やっとまともな商品が出てきましたが、今もぼったくりは続いています。

今日はぼったくりに関する記事を紹介します。
知っている人はとっくに買ってる「この投信で儲けた」実名全11商品
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53256

面白い記事ですね。
儲けてる人のまねをして自分も設けたくなります。
ここで紹介されている投資信託は以下のものです。

J-stock アクティブ・オープン
DIAM国内株オープン
セゾン資産形成の達人ファンド
ラッセル・インベストメント外国株式ファンド
エマージングソブリン・オープン 資産成長型
高成長インド・中型株式ファンド
三井住友・中小型株ファンド
iTrustロボ
三井住友・配当フォーカスオープン
iTrust日本株
ニッセイ健康応援ファンド

利回り20%越えです。
夢のようです。
まぁ、別にすごくないんですけどね。
なぜなら世界的に空前絶後の好景気だからです。

 

現在は日本をはじめとして世界中が好景気です。
ですので利率が高くて当然です。
運用している人の腕がいいわけではありません。
実際にインデックス指数とこれらの投資信託を比較してみましょう。

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日本株はトピックスとジャスダックを載せました。
トピックスが大型、ジャスダックが中小です。
日本は中小株のファンドがほとんどないので買いにくいですが、成績は良好です。
赤字が上回っているところです。
まず、手数料についてですが、トピックスはまともな投資信託があります。
信託留保金は売却時の手数料で、信託報酬は毎年かかる運用手数料のようなものです。
トピックスの投資信託は購入・売却手数料は当然無料で、運用手数料も0.16%です。
これに対して今回紹介された投資信託はべらぼうに高いです。
例えば購入手数料で3%取られる投資信託を1000万買うと30万とられます。
また、それを一年運用すると1.5%の15万とられるわけです。
手数料で45万ってバカにしてますよね。
J-stock アクティブ・オープンと三井住友・中小型株ファンドはリターンがいいので研津の余地はあるかもしれませんがその他はゴミですね。

同様に外国株もみていきましょう。
それぞれ似たインデックス指数との比較をしています。

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安定して上回っているものはありませんね。
手数料のぼったくりは相変わらずです。
話題にするのも馬鹿馬鹿しいです。

最後に、安定して長期間リターンを出し続けているアメリカ株のインデックスと比較して成績の良いものの表です。

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J-stock アクティブ・オープンと三井住友・中小型株ファンドのみがアメリカ株インデックスを上回ります。
手数料は本当にバカみたいですが、手数料を差し引いても勝っています。
この中から絶対に一本は買わなければならないならこの二つのどちらかを買うと思います。
私は長期的に高いほうがいいのでJ-stock アクティブ・オープンを選びます。

 

日本の中小株はひふみをはじめとして流行のものではあります。
また、日本やヨーロッパは株主に利益を還元するという考えはほとんどないので、こういった国の中小株を買うことは合理的です。
買付手数料は販売会社によって異なるので、SBI証券などのネット証券で購入すれば購入手数料は無料です。
投資の主軸にはなりませんが少しだけ購入してみるのはいいかもしれません。
余裕資金のなかの本当になくなってもいいお金で買うかどうかというところでしょう。

投資の主軸は全世界分散かアメリカ株にしましょう。
世界的に信頼性が高く、安定した運用方法です。
投資信託は野村つみたて外国株投信(全世界分散)か楽天VTI(アメリカ)の二択だと思います。
ここに日本株を付け足すためにJ-stock アクティブ・オープンを全体の1割以下で買うといった使い方になるでしょう。
他はゴミです。

インデックス投資家がCFDをやるべき理由

今回はCFDの使い方についてです。
私はCFDを一口買っていますが、その理由は節税のためです。

 


総資産が少ない人で、FXなどをやっていない人はCFDをやると節税できます。
CFDで得た所得は雑所得に分類されます。
雑所得は年間20万以下であれば確定申告をしなくていいので、その分の税金を節税できます。
本来は20%の税金を取られるので、最大で年間4万円の節税です。
利益が出ているタイミングで売り、買いなおせばいいわけです。
ただし、手数料がかかります。
片道153円の手数料と買いと売りの価格差の5000円がかかります。
少額では逆に損をしてしまいますので、利益が20万に近いタイミングで行いましょう。

 

CFDは投資信託とは似て非なるものですので他にも注意点はあります。
CFDは信託報酬がかかりませんが、金利差を取られます。
金利差は現在マイナスなのでノーコストで保有することができますが、今後もノーコストとは限りません。
また、CFDはダウx100円の値段で取引されます。つまり為替リスクがありません。
分類としては先進国株為替ヘッジありです。
外貨を保有したいと思っている人には不向きです。
CFDはレバレッジをかけることもできます。資産が少ない人にとっては良いことかもしれません。
1.1倍程度のレバレッジをかけることで、少しだけリスクとリターンを増やすことができます。
過剰なレバレッジインデックス投資には不向きですが、少しだけレバレッジをかけることで資産を増やし、目標額が少し近づきます。
資産が多いほど投資は有利ですので、若くて資産がない人はほんの少しだけレバレッジをかけるのはいいかもしれません。

 

つみたてNISAをやってはいけない理由

今回はつみたてNISAのデメリットややってはいけない理由についてです。
最近「職場つみたてNISA」なんて言う言葉も聞かれ、会社を通して投資をさせようと躍起になっているご様子です。
つみたてNISAが必ず儲かるならいいのですが、そんなわけはありません。

 

 

1、つみたてNISAは儲けが非課税になるだけ。
つみたてNISAは儲けが非課税になるだけです。つまり儲けが出なければ意味がないわけです。損失が減るわけでもなく、儲かる確率が上がるわけでもなく、国や銀行が儲けを保証してくれるわけではありません。
しかも、元本の保証もありません。大切なお金が減ってしまうこともあります。
定期預金にすれば儲けは多くはありませんが、元本は保証されますし、儲けも必ずあります。

 

2、銀行や証券会社は必ず儲かる。
銀行や証券会社は手数料で儲けを出します。つまり、株が上がろうが下がろうがほとんど関係ないわけです。
顧客が損をしようがどうでもいいので、とにかく投資信託を買ってもらえば儲かるわけです。
営業熱心な理由はそこにあります。

 

 

3、「分散して長期投資すれば儲かる」は嘘。
つみたてNISAを進めてくる人はやたらと分散・長期投資すれば大丈夫と言ってきます。
購入タイミングを分散し、株を分散して購入し、長期保有すればリスクが少なく、儲かりやすいよなんて言ってきます。
過去のデータを持ち出して、分散したときにどれくらい儲かるかとか、長期保有したときに損する確率はほとんどないと説得するのがお決まりのパターンです。
しかし、これは今までたまたま世界経済が成長し続けてきたから儲かっているだけです。
景気のいいときに株で成功した話をされているわけです。これからも景気がいいかどうかなんてわかりません。
リーマンショックブラックマンデーなどの歴史的不景気の時期があっても儲かるなんて言う話もされるでしょう。
しかし、これらは長期的な世界経済から考えると不景気のうちに入りません。
こういった不景気はすぐに回復しています。
これまでの人類は不況を体験したことなどないのです。

しかし、これからは違います。世界的にもっと深刻で長期的な不況になる可能性があります。
そのときに、回復できる体力が残っている保証はどこにもありません。
今後は先進国は軒並み少子化になっていき、新興国筆頭の中国ですら人口は減っていきます。
また、地球の資源には限りがあり、減っていくにつれ世界は不景気になっていくでしょう。
環境問題もあります。気候がどんどん変化していることは皆さんもご存知でしょう。
これらの問題は現在まで目をそらし続けてきていますが、これからも目をそらし続けることができるかはわかりません。
もし長期の不景気が続いたときに頼りになるのは預金です。
もちろん、景気が良ければ株もいいでしょう。儲かると思います。
しかし、本当にお金が必要な不景気なときに株は値下がりします。
自分の生活を守るために、元本保証の預金でしっかりと貯蓄しましょう。

 

以上がつみたてNISAをやってはいけない理由です。
そもそも、株で高確率で儲かるなんて言う話を信用する人間はどうかしていると思います。
営業の口車に乗らず、自分のお金をしっかり守りましょう。
私はつみたてNISA口座をSBI証券で開いて、野村つみたて外国株投信を年間40万買います。

ダウはバブルか?割高か?

今回は株価がバブルなのか?株価は割高なのか?についてです。

様々なブログで割高だ割高だといわれ続けていますが、株価はなお上がり続けています。

割高かどうかは私には判断できませんが、自分のわかる範囲で考えてみたいと思います。

割高かどうかを判定する有名な指標の分析はいろんなブログでされていますし、彼らも理解して分析しているのかは疑問です。

読者がちゃんと理解できているかという問題もあります。

そもそも過去に作られた指標なので、現在の経済にあてはめれるかはわかりません。

なので、今回は経済学の知識の全くない理系がたった一つのグラフから今後の予想をしてみます。

 

 

今回使うグラフはこちら。

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1980年からのダウです。

今回はこのグラフを経済の知識を全く無視して、グラフから読み取れるもののみで将来の数値を推測します。

このグラフを読み取る前に、前提を二つ考えます。

1、この数値はなんらかの法則のもと変動している。

2、ランダムな変動を含んでいる。

この前提のもとグラフを見てみると、指数関数っぽい動きをしています。

そこで、指数近似をしてみます。

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大まかにはあっていますね。

今は近似式を下回っているので割安かもしれません。

しかし、1945~2006年は近似式を上回っていて、その後は下回っています。

その範囲だけで近似すると、よりフィットした近似曲線を描けそうです。

恣意的に範囲を決めてしまうと実態とそぐわない可能性があるので区切りのいい数値で機械的に区切って近似をしなおしてみます。

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黒い線がダウ、青い線が1980年から現在までのデータの近似曲線、赤が1990年から、緑が2000年から、紫が2010年からの近似曲線です。

青より赤や紫のほうがフィットしているように見えます。

R^2が一番1に近いのは紫です。一番フィットしている紫を使って予測するのはいいかもしれません。

しかし、紫はデータ数が少ないので実態を表していない可能性もあります。

紫以外の近似曲線は2007年でクロスしていて、そこを起点に角度が変わっているように見えます。

紫の近似曲線のみ異質なので、排除した場合も考えます。

紫を排除した場合に、興味深いのは近似曲線が年を経るごとに下がっている点です。

将来の株価は緑の近似曲線を下回ることが予想されます。

 

次にこのグラフを2030年まで伸ばしてみましょう。

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紫を使って推測した場合
一番フィットした紫の近似曲線から推測すると、2020年のダウは30000ドルになり、2030年には75000ドルを超えます。
ただし、年によって赤や緑のように成長が停滞する可能性もありますし、青のように成長が加速することもあります。
それを含めると2030年のダウは60000~80000ドルだと推測されます。
また、現在のダウは割高ではありません。

紫を排除して考えた場合

近い未来では緑の近似曲線と似た動きをすると推測されるため、2020年に22000~23000ドル程度となります。つまり、現在の株価が停滞するのではないでしょうか?

また、長期的には緑の近似曲線よりも悪くなると推測されるため、2030年は30000ドル程度になります。

現在が割高かどうかというと割高という結論になります。

 

紫を排除するべきかどうか?

紫を排除するべきかどうかは現実と照らし合わせて考えるといいと思います。
時間がたつにつれ継続的に人類の成長速度が落ちると思うなら紫を排除すべきです。
私の意見としては、今までの経済の中で人類の成長速度が落ちる要因はなかったと考えます。将来は少子化や環境問題によって停滞するかもしれませんが、今まではなかったと思います。
私は紫を排除する根拠は薄いと考え、現在は割高ではないという結論を出します。